歯の黄ばみが気になってホワイトニングをしてみようかなと考えたことのある人も多いかもしれません。
歯の着色汚れは普段のオーラルケアではなかなか落ちにくく、時にはプロの手が必要になることもあるでしょう。
しかし、ホワイトニングでも一度のケアで真っ白!というわけにはいかず、一体自分の理想の歯になるためには何度通えばいいのかと疑問に思う人もいるかもしれません。そこで今回は、ホワイトニングの治療期間や回数についてご紹介します。
着色汚れはなぜ起こる?
そもそも、なぜ歯の着色汚れ(ステイン)は起きてしまうのでしょうか?実は歯の黄ばみや黒ずみというのは、歯の表面を覆うタンパク質の膜に食べ物などの色素が反応し沈着することで発生します。
ステインを引き起こす原因として有名なものは、コーヒーや緑茶、ワインといった飲み物があります。
あるいはブルーベリーやカレーといった色の濃い食べ物もその原因と言われていますが、そういった飲食物を口にするたびに徐々に汚れが付着、やがて蓄積し黄ばみとなってしまうのです。
あるいはタバコのヤニ(タール)が変色してしまうこともあります。こういった着色汚れは歯の表面にしっかり定着してしまっているので、普段のケアだけではなかなか落とすことは難しく、専門のケアが必要になります。
歯科医院でのオフィスホワイトニングでは
そして、ステインケアに有効な手段として注目を集めているのがホワイトニングです。
ホワイトニングには大きく分けて2つの種類があります。
歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」、そして自宅で行う「ホームホワイトニング」です。
どちらを選ぶか、またどんな処理方法を選ぶかによって通う回数は変わってきます。
たとえば、歯科医院で行うハロゲンライトを使った方法では、1回の施術では効果が薄いため、理想の白さのためには3~4回通うことになるでしょう。
同じ歯科医院での施術でも、「スピードホワイトニング」という方法なら1回の施術でハロゲンライトの2~3倍の効果を得られることがあります。
忙しくて何回も通えない!という人にはスピードホワイトニングの方が向いているかもしれません。
ただし、ハロゲンライトなら2~30分ですが、スピードホワイトニングだと1~1時間半と、施術にかかる時間も倍増するようです。
オフィスホワイトニングには他にもやり方がいろいろとありますので、自分に合った方法を選ぶといいでしょう。しかし、保険適用外の施術のため、ご自身の懐事情との相談も必要になるかもしれません。
自宅でセルフケア!ホームホワイトニングの場合
そしてホームホワイトニングの場合でも、正しい施術を行うためには何度か歯科医院に通うことが必要になります。
まずは歯科医院でカウンセリング、虫歯の有無などをチェックしてマウスピースの型取りをします。
マウスピースが完成したらその受け取り、そのときにホワイトニング剤も受け取ります。
自宅では歯磨き後に1日2時間、ホワイトニング剤を歯に塗ってマウスピースを装着します(就寝時に装着するタイプもあります)。
2時間経ったらマウスピースを外してよく洗い、歯を磨いて口をすすぎます。オフィスホワイトニングに比べれば効果はゆっくりですが、一度マウスピースを作ってしまえば自分の理想の白さになるまで続けることができます。
しかし、ホワイトニング剤がなくなれば歯科医院に行かなくてはなりませんし、医者によっては経過観察のために通院を勧められる場合もあります。いずれのケア方法でも、施術後に一定の期間を置くと再び色が戻り始めることがあります。
輝くような白さをキープするためには、自分に合った方法を選ぶことが大事だといえるでしょう。