口に入れるものだから知っておきたい!ホワイトニングの成分は?

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会話を楽しんでいるときや笑ったときなど、ふとした瞬間に口元が目に入るという機会は多いものです。

清潔感のある爽やかな印象を与える白い歯を手に入れたいと言う人にとって、ホワイトニングはその手段となります。

ホワイトニングを行う際に使用するホワイトニング材は歯の表面をケアするため、口に入れます。そこで、口内で使用するホワイトニング材にはどのような成分が含まれているのかについて解説します。

ホワイトニング2種類!オフィスホワイトニングとホームホワイトニング

ホワイトニングと一言で言っても、歯科医院で専門家により行われるオフィスホワイトニングと自宅で行うホームホワイトニングとの2つの方法があります。

オフィスホワイトニングは歯に直接専用の薬剤を塗り、光を当てることで歯を白くしていく方法です。

通常の場合、1回目を行った際から効果が生じるため、できるだけ短期間で行いたい、早く効果を感じたいという人に向いています。

専門家が行うため、白さの効果にも期待が持てます。

ただし、処理後にそのまま放置しておくと少しずつ元の色に戻っていってしまうという注意点もあり、自宅でのケアと併せて行うことが一般的です。

ホームホワイトニングは自宅などで自らホワイトニングのケアを行うことです。

通院することなくいつでも気軽にケアすることができるというメリットがあります。
歯科医院でサイズを合わせて作ってもらった自分専用のマウスピースの内側にホワイトニング剤を入れてから歯にはめ、時間を置くことでホワイトニング効果を期待する方法です。

オフィスホワイトニングの際はもちろんのこと、自宅で行うホームホワイトニングの場合でも、ホワイトニングに効果のある専用の薬剤を使用することが大切です。

漂白剤?劇薬?オフィスホワイトニング剤の主成分とそのメカニズム

歯科医院でホワイトニングを行う場合、歯の表面に薬剤を塗りますが、この薬剤に含まれている主成分が過酸化水素です。

家庭などでも消毒剤や漂白剤として使用されるオキシドールはこの過酸化水素水を薄めておよそ3%の濃度に変えたものです。
洋服の黄ばみ汚れの染み抜きなどでも利用されています。

過酸化水素は劇薬と呼ばれている薬品ですが、ホワイトニング剤に含まれているのはおよそ30%から35%で、FDA(米国食品医薬品局)でも安全性は認証されています。

過酸化水素は酸素と水素の化合物で、熱を加えることにより分解されます。
過酸化水素が含まれているホワイトニング剤に光で熱を加えることで過酸化酸素が分解されて活性酸素が生じます。

活性酸素は歯の汚れとなっている着色物質とくっつき、分解する役割があります。

このため、ホワイトニング剤の使用により歯の表面に付いている黄ばみなどの汚れが落ちるのです。

しかし、歯の表面の汚れをきれいにしてしまうことで表面のエナメル質が透けてしまい、逆に歯の中にある象牙質の黄色い色が透けて見えるようになってしまいます。

ただし、活性酸素には光反射を利用して象牙質の黄色い色が見えないようにする、すりガラス状に変える作用もあります。

このため、歯は汚れのないきれいな状態になるだけではなく、視覚的にも白い清潔感のある歯となるのです。他にもホワイトニング剤には、光の照射反応を促すために酸化チタンや窒素などの成分を微量に使用することもあります。

ホームホワイトニング剤の成分とその効果

自宅などで自ら行うホワイトニングでは、マウスピースの内側に薬剤を塗りますが、この薬剤の主成分となっているのが過酸化尿素です。

過酸化尿素は酸化する過程において過酸化水素と尿素に自然分解され、基本的にはオフィスホワイトニングと同様の過酸化水素によるホワイトニング効果が期待できます。

ただし、オフィスホワイトニングで使用されている過酸化水素の量に比べて3分の1程度しか含まれていないため、ホワイトニング効果は弱まりますが、その分成分による痛みなども弱まるというメリットはあります。

また、過酸化水素の濃度が低い分だけ、歯の表面をすりガラス状にすることもないため、自然な白い歯を手に入れることも期待できます。

ただし、過酸化尿素は過酸化水素と比べると酸化する反応がゆっくりとしています。自然分解が完全に終了するまで約8時間かかると言われていますので、ゆっくりと効果を待つ必要がありますが、その分効だけ効果が持続する期待もあります。